神聖な場所としての起源を持つ、和室ならではの空間「床の間」の歴史や意外なタブーを紹介:2ページ目
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床の間のタブーとは?
床の間は、先ほどご紹介したとおり、お客様をもてなす場所であると同時に、神聖な場所でもあります。そのため、マナーや避けるべきタブーがあります。
例えば、お客様を下座に座らせることは避けるべきです。床の間に近い位置が上座、逆に出入口に近い位置が下座になることが多いです。お客様にゆっくりくつろいでもらうためにも、騒がしい出入口付近の下座に座らせることはマナー違反です。
また、床の間に上がったり、重い物を置くことも避けましょう。神聖な場所であるため人が入るべきではなく、また人が入ることを想定していない作りのため、強度が弱いこともあります。床板が痛むこともありますので、重い物も置かないようにしましょう。
いかがでしたか?この記事が、みなさんが少しでも日本文化や歴史の面白さに興味を持つきっかけになれば嬉しいです。
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