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なぜ中関白家と呼ぶ?「香炉峰の雪」の元ネタ、蔓延した疫病の実際…大河ドラマ「光る君へ」4月21日放送振り返り

なぜ中関白家と呼ぶ?「香炉峰の雪」の元ネタ、蔓延した疫病の実際…大河ドラマ「光る君へ」4月21日放送振り返り:4ページ目

既に生まれている藤原頼通

藤原彰子(小井圡菫玲)ともう一人、男の子を抱きかかえる源倫子(黒木華)。この子は道長の嫡男・藤原頼通と考えられます。

藤原頼通は正暦3年(992年)生まれ、のち成長して父の後を継ぎました。

関白となった頼通ですが、晩年の道長から公卿たちの面前で罵倒されるなど、あまりパッとしたところがありません。

(そうは言ってもエリート中のエリートなんですけどね)

藤原実資(秋山竜次)とは親しく交流し、有職故実を学びました。

そのため何かと道長に批判的な実資も、頼通には好意的だったそうです。

剛腕政治家であった道長よりも、人間力に優れていたのかも知れませんね。

道長の死後、別荘であった宇治殿を寺院としたのが平等院。10円玉のデザインにもなっている鳳凰堂の名刹です。

果たして頼通がどんな活躍を見せるのか、今後も楽しみですね!

ちなみに「高松殿」こと源明子(滝内公美)も正暦4年(993)年に道長次男の藤原頼宗(よりむね)を出産。

倫子が産んだ息子たちと争うことになりますがらはたして劇中では描かれるでしょうか。

5ページ目 相次ぐ放火 〜 蔓延する疫病

 

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