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そうだったの?江戸時代 猫のノミ取りついでに売春?少年との性愛「陰間茶屋」には女性客も!江戸時代の買春システム【後編】

猫のノミ取りついでに売春?少年との性愛「陰間茶屋」には女性客も!江戸時代の買春システム【後編】:3ページ目

少年が性愛を売る「陰間茶屋」は女性の利用客もいた

江戸時代の中期ごろに流行ったという「陰間茶屋」。「陰間」と呼ばれる、修行中で舞台に立つことがない女形の少年が性愛を売るための茶屋です。働いていたのは主に10〜17歳くらいの少年だったため「子供茶屋」の別名でも呼ばれていたそう。

「陰間」は最初の頃は小姓のような装いでしたが、次第に島田髷の女性の着物を着た女性のようなスタイルや若衆の装いに変わっていきました。

江戸時代は「男色」が盛んに流行っていたので陰間茶屋での逢いびきというと男性客と少年のイメージが多いのですが、実は女性の客も少なくなかったとか。

男娼がいる江戸時代の「陰間茶屋」客は男性だけではなく女性にも人気だった?

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武家の奥方と陰間が、金だけの性愛の付き合いから本気になって駆け落ちをするような事件もありました。

性愛を買ったり売ったり……の稼業は、SNSや動画配信など宣伝広告ツールがまったくない江戸時代でも、人から人へと話が口づてに伝わり、繁盛していたようです。

人間の欲望はいつの時代も変わらないということですね。

 

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