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猫のノミ取りついでに売春?少年との性愛「陰間茶屋」には女性客も!江戸時代の買春システム【後編】:2ページ目
「猫ののみ取り」浪人が部屋に上がり込み…
たとえば、数年前に映画化されたことで話題になった「のみとり侍」。原作は作家・小松重男の「蚤とり侍」で、その表題の通り主君の不興を被ってしまい、越後長岡藩を追放された侍が浪人となり、表向きは街を流しながら「猫の蚤とり」という変わった商売を行いながらも、実は女性相手に体を売って性愛の相手をしている……というお話です。
実は、江戸時代も今と同じように猫ブームがありました。かつては貴族や高貴な人たちのペットだったものの、ネズミを退治する有益な動物として、徐々に庶民の間にも広まったそう。浮世絵の中にもさかんに描かれています。
「猫ののみとり」は、お湯に入れて温めた猫を軽く拭いて狼などの毛皮にくるむと猫のノミがそちらに移っていくという方法だったそうですが、「猫ののみとりをお願い」と声をかけられて女性の部屋に上がり込み、のみとりついでに「求められれば性愛のお相手」もする男性もいたそうです。
変わった性愛稼業ですが、江戸時代後期の読本作者「曲亭馬琴」もこの珍商売のことを記述しているそうです。
3ページ目 少年が性愛を売る「陰間茶屋」は女性の利用客もいた
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