[写真あり] 125年ぶり!ドイツで大量の着物の型紙が発見されました!
ドイツ東部にあるドレスデン工芸美術館で、着物を染めるときに使われる「型紙」92箱もの保管箱に収められていた、約1万6000点が、125年ぶりに倉庫の中で発見されました。
今回見つかった大量の「型紙」は、ドイツ東部のドレスデンにある工芸美術館が、125年前にベルリンの美術商から購入し、その後一度も展示されないまま倉庫に眠っていました。
これだけ大量のきものの型紙が保有されているのは世界でも類をみないとのこと。地元では展示会が開かれ、話題となっています。型紙だけでなく、きものも展示されています。ドレスデン工芸美術館にて会期は2014年11月30日〜2015年2月22日。
日本人の文化と精神性に大きな関わりのある、自然の素材をモチーフにしたデザインが、職人の手仕事によって美しく仕上げられています。
この「型紙」、厚く貼り合わせた和紙に細かな模様を彫ったもので、19世紀にヨーロッパに伝わり、西洋の美術や工芸にも大きな影響を与えました。いずれもきものの制作に実際に使われていた型紙で、緻密で美しい模様が描かれています。
高度に洗練された日本のパターンデザインに、ドレスデン美術館連盟のハルトヴィヒ・フィッシャー会長は「想像を超える完成度の高さに驚いています。とても美しいです」と話していたとのこと。
日本での展示は企画されていないようですが、1万6000点もの新たな発見はぜひ日本でも拝見してみたいものです。
Staatliche Kunstsammlungen Dresden – News (Archive)
via. NHKニュース