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「鎌倉殿の13人」実朝が死に、義時がついに頼朝を超える?第45回放送「八幡宮の石段」振り返り

「鎌倉殿の13人」実朝が死に、義時がついに頼朝を超える?第45回放送「八幡宮の石段」振り返り:5ページ目

次週第46回放送「将軍になった女」

出(いで)ていなば 主なき宿と なりぬとも
軒端の梅よ 春を忘るな

【意訳】私が出て行ったら、この家は主がいなくなる。それでも軒端の梅よ、春を忘れず咲いておくれ。

実朝の辞世は、歩き巫女(演:大竹しのぶ)が諭すまでもなく自分の最期を予期していたことを感じさせます。

この「宿」とは鎌倉、そして「梅」とは最愛の妻・千世(演:加藤小夏。坊門姫)を指していたのかも知れません。

とは言え感傷にひたってばかりもおれず(大江殿に叱られてしまいます)、すぐにでも次の鎌倉殿を「用意」しなければ、せっかく引き留めた尼御台の権威にも限界がくるでしょう。

それを象徴するかのように、実衣(演:宮澤エマ。阿波局)が我が子の阿野時元(演:森優作)をそそのかしていました。次回は彼が鎌倉殿を目指して挙兵、滅ぼされる展開が予想されます。

次週の第46回放送は「将軍になった女」。次の鎌倉殿が決まるまでの間、いよいよ政子がいわゆる「尼将軍」として鎌倉の舵取りを担当するようです。同じ北条の者とは言え、義時と一線を画する彼女がどんな采配を見せるのか、次週も楽しみですね。

※参考文献:

  • 三谷幸喜『NHK大河ドラマ・ガイド 鎌倉殿の13人 完結編』NHK出版・2022年10月

トップ画像: NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」公式インスタグラムより

 

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