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「バレる」の語源ってなんなの?江戸時代にはエロティックな川柳「破禮句(ばれく)」も存在:2ページ目
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エロちっくな川柳「バレ句」
では③の意味である「卑猥な言葉」とは?
現代ではこの用法であまり使うことはないと思いますが、調べてみると江戸時代に大流行した川柳で、特に卑猥な川柳のことを「バレ句(破禮句)」と呼ぶということを知りました!
破禮句にも破れるという漢字が使われていますね。
川柳とはすなわち季語のない俳句のことですが、季語の代わりに笑いを主題としています。破禮句を集めた『誹風末摘花』(1776年)や『柳の葉末』から、ちょっとご紹介しましょう。
「入込はぬきみはまぐりごったなり」
(入込は混浴のこと。女性器に抜いたりさしたりしている人でごった返している)
「せんずりをかけと内儀は湯屋で鳴り」
(自慰行為してなさいと湯屋で既婚女性が男性をあしらうさま?)
「ざくろ口蛇の頭が並ぶよう」
(ざくろ口の外から中をのぞくと、男性のものがまるで蛇の頭が並んでいるように見える)
「いまゐくとまろびいでたりやぐのそと」(いまいく、と夜具の外にころげでる)
「あなうまし小壺へ鈴のあたる時」(女性器に亀頭があたるさま?)
江戸時代といえば混浴だった湯屋での出来事を詠んだ川柳が多いようです。
意味が隠されておらず直接的な表現という点でも、その様子が「バレる」川柳ばかりで、読むほうが恥ずかしくなっちゃいますね。
といことで、「バレる」はなかなか奥深い言葉なのでした。
参考:考える人、ブリタニカ国際大百科事典
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