戊辰戦争、なんで敗れたか意味不明…旧幕府軍の軍備は当時の最新鋭だった!?
「江戸/明治」=「中世/近代」ではない
歴史について調べていると、学校で習った定説が今は全然違っていて驚くことがありますね。あまり驚いてばかりいて、しまいには頭の中の知識の古さゆえに年齢がばれてしまうこともある程です。
特に、時代区分に関する新説にはびっくりさせられます。鎌倉幕府は1192年に開かれたんじゃないとか、縄文時代にも米は作られていたとか……。しかし考えてみれば時代区分というのは便宜的、恣意的なものです。変わってもおかしくありません。
問題は、誰がどういう基準・意図でそういう時代区分を設けたのか、という点にあるのでしょう。
これは日本の近代史についても言えることで、江戸時代と明治時代はなんとなく「古臭い中世」と「新しい近代」というイメージで区分されがちですが、実はそうでもないのです。
今回は、私たちが考える「江戸/明治」=「中世/近代」という図式が案外あてにならないという話です。