小人がのぞき?男色オンリー!?江戸時代の艶本・春画の世界は斬新なアイデアに満ち溢れている
江戸時代の「春画」は、アイデアや物語性があって面白いものが多いです。
そして、「エロ」へのこだわりから、海外で人気が出た作品も数多くあります。今回は、江戸時代の「エロ」を追求した面白い春画をピックアップしてみましたので、みていきましょう。
ちなみに春画というと男女が見て楽しむものというイメージがありますが、実はほかにも様々な役割が!例えば、花嫁向けの参考図版としての役割もあったそう。
春画は新婚生活に必須?江戸時代、春画はただ見るだけのものじゃなかった
春画というと男女が見て楽しむものというイメージがありますが、実はほかにも様々な役割が!例えば、花嫁向けの参考図版としての役割もあったそう。春画の中でも特に立派なものは、裕福な家や身分の高い家の嫁入り道…
小人が主役の春画『風流艶色真似ゑもん』
江戸時代の大ヒット作でもある『風流艶色真似ゑもん』は、鈴木春信(すずきはるのぶ)が男女の修羅場をテーマに描いた作品です。
しかし、普通の修羅場とは違って、絵の中に小さな男がいるのにお気づきでしょうか?
実は、この小さな男が本作品の主人公です。
男が秘薬を飲んで小人となり、「性の奥義を知るための冒険」をしている途中で修羅場に遭遇してしまったという設定で物語が描かれています。
小っさなおっさんが情事を覗くw 春画もスゴかった錦絵の先駆者・鈴木春信
錦絵(浮世絵)の絵師といえば、やはり鈴木春信です。明和2年~明和7年(1764~70)の6年間は、3日半に1枚描き上げるという、かなりのハイペースだったそう。鈴木春信は錦絵(多色摺り)を大成させた人物…
嫁の妊娠中に姪に夜這い!?浮世絵師・鈴木晴信の描いた春画「風流艶色真似ゑもん」の世界がけしからんw
「嫁が妊娠中に旦那が浮気をしていた!」なんて話は現代でもよく耳にすることですが、江戸時代でもわりと行われていたようで…。江戸時代、浮世絵師として有名だった鈴木晴信(すずきはるのぶ)の代表的な春…
江戸時代の修羅場の様子を知ることができるのも興味深いですし、小人が「性の奥儀を知るための冒険」をするという発想にも驚かされる、楽しい作品と言えるでしょう。
ちなみに上の作品ではニャンコも楽しんでいるの、気づきましたか?