小人がのぞき?男色オンリー!?江戸時代の艶本・春画の世界は斬新なアイデアに満ち溢れている:2ページ目
男しか登場しない春画『男色秘戯画帖』
『男色秘戯画帖』は、江戸時代に有名だった画家「菱川師宣」を、師とし尊敬していた若い画家たちが集まった「菱川派」が描いた男色モノの作品です。
本作品の登場人物は男3人のみで、修羅場をテーマに描かれています。
布団をかぶって男2人でイチャついていたところにやってきた、2本の刀を携えた武士。その武士に気づいた2人は、驚きのあまり開いた口がふさがらないといった様子です。
当時ならではの武士が登場したり、男のみが登場したりする世界観は、当時の歴史や男色文化を感じさせる興味深い作品となっています。
この後、3人はいったいどうなったのでしょうか?現代でいう3Pに突入したのかもしれませんし、武士が2人の行為を見せるよう強要したかもしれません。
どちらにしても、刀を携えた武士がカギを握っていそうですね。