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江戸時代の幕府公認「遊郭」と非公認「岡場所」の費用や遊び方の違い:3ページ目
現代の性風俗との違い
江戸時代では、性行為をおこなう「本番行為」が普通であり公認されていましたが、現在は、ソープランドでもデリバリーヘルスでも性風俗での本番行為はNGとなっています。
これは、1956年に施行された「売春防止法」によるものです。
「売春防止法」の成立は、日本が国連へ加盟するために、人身売買を禁止するなど国連が採択していた条約を受け入れなければならなかったことがキッカケでした。
そして現代では、「売春防止法」により、金銭などと引き換えに複数の相手と性行為をおこなう「買売春」などが禁止されています。
買売春とされるためには「性交」が要件となるため、現在の性風俗では買売春の対象外となっている、口や手を使っておこなう性交類似行為を採用。
本番行為をしなければ「性交」の要件を満たさないため、ソープやデリヘルは売春防止法ではなく風俗営業法に則って合法化され、営業しているのです。
欲望と快楽を満たす場所
江戸時代と現代では、同じ性風俗でも「本番行為が禁止されている」といった肝心な部分で大きな違いがあります。
けれど、男性が欲望と快楽を満たす場所であるということに違いはなく、ひとときの甘い夢を見るために金銭を支払うということに変わりはありません。
そんな男性たちを魅了し、虜にする女性たちが多い場所であることも、江戸時代から変わらないことなのかもしれませんね。
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