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江戸時代の幕府公認「遊郭」と非公認「岡場所」の費用や遊び方の違い:2ページ目
「岡場所」とは
「吉原」がソープランドなら、「岡場所」はリーズナブルな「デリヘル」や「ヘルス」といったところでしょう。飲み屋に例えるなら、通いやすい価格の「キャバクラ」や「ガールズバー」です。
人の集まる場所に花街あり!江戸時代、女郎屋が集まる岡場所はどんな所に作られていたの?
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江戸時代、非合法の売春街「岡場所」の遊女は子供だった?
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「岡場所」は、多いときでは江戸市中に70か所ほどもあったと言われてます。
幕府非公認だったため、幕府に取り締まられて潰されては、いつの間にかまた復活するということを繰り返していたようです。
どんな客が通っていたのか
「岡場所」に通っていた客のほとんどが、「吉原に行くお金がないけれど、女性は抱きたい」という庶民たちでした。
ただ、リーズナブルなその価格から、吉原に通っていた客も通うことが増えたようです。
どんな遊女がいたのか
岡場所で働く遊女は「子供」と呼ばれていましたが、本当の子供ではなく、多くの女性が20代半ば過ぎでした。
夫や子供がいる女性も多かったようです。
幕末から明治中期にかけて活躍した浮世絵師「月岡芳年」は、深川にあった岡場所にておつまみと酒を運ぶ姿を描いています。
このことから、岡場所の遊女のなかには、給仕や雑用をこなしていた女性(飯盛女)もいたことがわかりますね。
出た飯盛女!江戸時代の旅は犯罪、違法、迷惑行為となんでもあり。江戸時代の旅行事情【4】
1700年頃の日本で、東インド会社の人間(海外の人)が街道上を気軽に旅をする人々の様子を見て驚いたという記録があります。数キロ置きに宿場が整理され、旅行者の野宿や行き倒れなどはほとんどなく、旅…
必要なお金
現代のお金で約1,000円~1万4,000円ほどだったようです。
年齢が高くなるなど需要がなくなれば値段が安くなり、若くて人気のある遊女は値段も高かったという点は、「吉原」や現代とも同じと言えます。
「岡場所」での遊びかた
男性に支払ってもらえる金額が少なかったため、岡場所の遊女たちは、1人でも多くの客を取る必要がありました。
また、夢や幻想よりも欲望を満たしたいという男性が多かったようで、岡場所は、「さっさと性欲を満たして帰る場所」だったようです。
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