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入れ歯のはじまりは室町末期?徳川家康も使用した木製義歯とは。江戸時代の装着偉人も紹介

入れ歯のはじまりは室町末期?徳川家康も使用した木製義歯とは。江戸時代の装着偉人も紹介

入れ歯を装着した歴史偉人たち

歯周病に悩まされていた徳川家康は、入れ歯を装着していたと言われています。

江戸時代には徳川家康のほかに、歴史に名を残した下記のような偉人たちも装着していたようですから、入れ歯をしていた人は意外と多かったのかもしれませんね。

杉田玄白

「解体新書」や「蘭学事始」を手掛けた江戸時代の蘭学医。83歳と江戸時代にしては長寿だった玄白ですが、「耄耋独語(ぼうてつどくご)」には入れ歯を含む歯の悩みが多く綴られています。

滝沢馬琴

「南総里見八犬伝」や「椿説弓張月」などを手がけた人気作家であり、原稿料だけで生計を立てていたとも言われるヤリ手。甘いものが好きだったことや自律神経が乱れてドライマウスとなっていたことから歯周病を発症、57歳で総入れ歯となりました。

本居宣長

江戸時代の終わりに、「国学」という学問を形にし、古事記を研究して古事記伝を完成させた国学者であり、医師。入れ歯については、「老いた口の中にもういちど歯が生えてくるとは…」という喜びを綴った内容の和歌を詠んでいます。

など。

「歯」や「歯茎」を大切に

歯の汚れや多少の口臭はマスクで隠せても、虫歯や歯周病を誤魔化すことはできません。

東日本大震災のときには、口の中の衛生状態が悪くなり、唾液の減少による誤嚥のほか、誤嚥による肺での歯周病菌の増殖などがカラダに悪影響を及ぼし問題となりました。

歯磨きが難しい場合には、デンタルリンスやキシリトールガムなど、口の中を清潔に保つオーラルケア用品の携帯をおすすめします。

 

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