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戦国時代のスナイパー!火縄銃の腕前で武士の身分にまで出世した悪小次郎の武勇伝

戦国時代のスナイパー!火縄銃の腕前で武士の身分にまで出世した悪小次郎の武勇伝:4ページ目

エピローグ

さて、数々の修羅場をくぐり抜けた小次郎がいつから武士の身分に取り立てられたのかは未詳ですが、息子の悪八左衛門(やざゑもん)、孫の悪弥左衛門政道(まさみち)、曾孫の悪弥左衛門道正(みちまさ)と代々「三十人通(さんじゅうにんどおり。毛利家における武士身分)」となったのでした。

一兵卒の身分から火縄銃一丁で武功を上げて立身出世を果たし、興した家を子孫へと継承した悪小次郎景政

こういう話を聞くと、厳しい戦国時代を生き抜いて、現代の私たちまで命脈を受け継いで下さったご先祖様の苦労が偲ばれると共に、感謝の思いもひとしおというものです。

※参考文献:
三卿伝編纂所編『復刻版 毛利元就卿伝』マツノ書店、1997年1月
鈴木眞哉『鉄砲と日本人』ちくま学芸文庫、2000年9月
佐々木稔 編『火縄銃の伝来と技術』吉川弘文館、2003年3月

 

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