昭和レトロで懐かしい“看板建築”の歴史・魅力を探るビジュアルブック『新装改訂版 看板建築 昭和の商店と暮らし』
「建物」から街と人の暮らし、時代性を探るビジュアル探訪記<味なたてもの探訪>シリーズの最新刊、『新装改訂版 看板建築 昭和の商店と暮らし』が発売されます。
本書は、2019 年に発売された書籍『新装改訂版 看板建築 昭和の商店と暮らし』の新装改訂版となり、横須賀の看板建築「みどり屋」や、看板建築群として知られる石岡の街など新たな取材を加え、紹介している看板建築について最新の情報に大幅改訂されました。



看板建築とは…
建築家の藤森照信氏が命名した店舗兼住宅の一形式。多くは関東大震災後の復興期に現れた木造 2~3 階建ての建物で、その正面だけを銅板やモルタル、タイルなどの耐火素材で覆い、装飾した建築のことをいいます。
本書の内容
関東圏を中心に、看板建築で商店を営む家主たちにインタビュー

看板建築は、商店を営む人々の生業(なりわい)と暮らしが表裏一体となった、建築のあるべき姿が素直に表現されている。本書で紹介する 11 軒の各家主の方々から聞いた、色濃い〝看板建築暮らし〞のドラマから、その時代の暮らしの様子や人々の思いに触れる。
懐かしき看板建築のアーカイブ

存し、今も見学できる看板建築から、閉業・解体して失われた看板建築まで、懐かしい昭和の暮らしを写真とともに見て楽しむアーカイブ。現存する物件店舗一覧も収録。
看板建築の装飾や歴史を通じて、より深く楽しむコラムページ

かつては珍しいものではなく、そのほとんどが庶民的な一般商店として、日常的な街並みを形成していた看板建築。しかし現代では東京都内でも点在する程度のものとなり、貴重な文化資源としても扱われるようになった。今に残る看板建築のパーツやガラス、職人が作り上げた看板建築の街の歴史などに触れる。
書籍『新装改訂版 看板建築 昭和の商店と暮らし』は、2025年12月26日(金)に発売されます。価格は2,400 円(本体 2,200 円+税)。
