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江戸時代、飛脚に特急を頼むと45万円!?町民にも親しまれた飛脚の値段を紹介

江戸時代、飛脚に特急を頼むと45万円!?町民にも親しまれた飛脚の値段を紹介

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2020/03/25

江戸市中限定の飛脚便は庶民的な値段

公用便から始まった飛脚は、武士や商人を経て町民たちにも親しまれるようになります。そうして、江戸市中限定の飛脚も登場するのです。その呼び名を「チリンチリンの町飛脚」といいます。

どうしてそのような名前なのかは、飛脚の格好に由来しています。江戸市中を走っていた飛脚は、手紙や荷物を入れた箱をくくりつけた棒をかついでいましたが、その棒の先端に鈴をつけていたからです。そのため、飛脚が走ると鈴が「チリンチリン」と鳴っていました。

江戸市中の飛脚便は、江戸四里四方で24文から34文(約240円から340円)だったそうです。浅草田町から吉原まで往復で50文だったので、庶民でも気軽に利用していたでしょうね。

参考書籍

 

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