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旨みたっぷり「玉露」とは?

旨みたっぷり「玉露」とは?

玉露というと、なんとなく良いお茶というイメージがあります。ペットボトルの緑茶でも「玉露入り」なんて書いてあると、おいしいのかな?と思ってしまいますよね。
そんな玉露ですが、実は私たちが思っている以上に手間隙のかかった貴重なお茶なんです。

玉露と煎茶の違いは何?

玉露が良いお茶というのは分かるけれど、見た目だけではイマイチ普通の煎茶との違いが分からない・・・・・・。そんな方って多いんじゃないでしょうか。

玉露と煎茶、並べてよくよく見比べてみると、色ツヤに違いがあるのが分かったりはします。
玉露の方が緑が濃いですし、ツヤもあります。
では、その見た目の違いはどこで生まれるのでしょうか。

玉露と煎茶の大きな違いは、覆いをするかしないかです。
玉露は収穫前に覆いをします。
そうして日陰の中で育てることで、お茶の葉がより多くの光を取り込もうと葉緑素を増やすので、緑が濃くなるのです。
そして、この覆いをするという育て方によって、お茶の中のテアニンという旨み成分がグッと多くなります。

 

 

玉露をおいしく楽しむには

そんな玉露は普通の煎茶と同じようにいれてしまうと、ちょっと薄いお茶になってしまいます。

玉露の旨みをしっかりと引き出すためには、しっかりと冷ましたお湯を少量使っていれること。そして少しずつお湯の温度を上げて5~6煎は楽しめます。
最後に残った茶葉も食べてしまいましょう。ポン酢や生醤油をちょっとかけて食べると、春野菜のおひたしのような感じでおいしく食べられます。

使う急須は通常のものでも良いですが、できれば小ぶりのものを選ぶのが使いやすいでしょう。
中国茶をいれるようの小さなものや、蓋碗(がいわん)という蓋つきの器も便利です。

丁寧に手間隙かけて作られた玉露だから、しっかりと時間をかけて茶葉まで全部味わいましょう。

 

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