【豊臣兄弟!】上月城に入った尼子勝久(渡邉蒼)とは?山中幸盛と尼子再興を夢見るも悲劇的な末路をたどる
羽柴筑前守秀吉(池松壮亮)が攻略した上月城に、尼子勝久(渡邉蒼)と山中幸盛(廣瀬友祐)が入りました。
劇中ではサラッと名前が出ただけですが、彼らはどんな人物なのでしょうか。
今回は尼子勝久(あまご かつひさ)の生涯をたどってみたいと思います。皆さんが大河ドラマ「豊臣兄弟!」を楽しむ参考になれば嬉しいです。
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尼子再興の志に燃える
尼子勝久は天文22年(1553年)、尼子誠久(まさひさ)の五男として出雲国(島根県東部)で誕生しました。
しかし2歳となった天文23年(1554年)に父と祖父の尼子国久(くにひさ)らが惣領の尼子晴久(はるひさ)によって粛清されてしまいます。
この時に勝久は小川重遠(おがわ しげとお)らに救出され、東福寺で出家しました。
かくして戦国乱世を逃れて仏道に帰依した勝久でしたが、永禄9年(1566年)に尼子氏が毛利元就(もうり もとなり)の侵攻を受けて、滅亡したとの報に接します。
尼子の血を引く勝久のもとへ、旧臣の山中幸盛や立原久綱(たちはら ひさつな)らが訪れ、尼子再興の志を語りました。
勝久は彼らの思いに心打たれたのか、還俗(げんぞく。僧侶をやめ俗人に戻ること)して隠岐国で尼子再興の機をうかがいます。
いざ出雲奪還へ
そして永禄12年(1569年)6月、毛利勢が九州攻略に乗り出した隙を狙って出雲国へ舞い戻りました。
そして尼子氏の本拠地であった月山富田城(がっさんとだじょう)奪還のため攻めかかりますが、守将の天野隆重(あまの たかしげ)が抗戦したため、思うようにいきません。
そうこうしていると、永禄13年(1570年)1月に毛利輝元(濱正悟)を総大将に、吉川元春(きっかわ もとはる)・小早川隆景(こばやかわ たかかげ)らが出雲国へ兵を出してきました。
勝久らは布部山で毛利勢と決戦に挑むも敗北し、出雲国を放棄して京都まで敗走します。
再び時機をうかがいながら、天正2年(1574年)に但馬国の山名豊国(やまな とよくに)と連合で出雲攻略に乗り出しますが、返り討ちにされてしまいました。
ここで勝久は自力での尼子再興を断念し、織田信長(小栗旬)の力を借りるため、臣従することとなります。



