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男性が着るスーツ「背広」という言葉は、英語に不慣れだった日本人の訛りで変化した?
男性が着るスーツの上着のことを「背広」といいますが、その語源には諸説あるようです。現在、最も有力視されているのは、明治時代初期の日本の仕立職人の用語に基づくもので、文字通り、「上着の背幅が広い」という意味に由来するというものです。
通常、「背広」の背中に当たる部分には通常「背縫い」と呼ばれる縫い目がありますが、「背広」が日本に紹介されたばかりの頃はこの「背縫い」がありませんでした。
「背縫い」がなく一枚の生地で背中に当たる部分が作られると、背中がゆったりとした仕上がりになるのだそうです。「背縫い」がなくて一枚生地が広がっていることから、「背広」という言葉が生まれたそうです。
また、市民服を意味する英語「シビル・クローズ(Civil cloth)がなまった」という説や、ロンドンの有名な仕立て屋街“Savile Row suit”(セィビル・ロー・スーツ)がなまった」という説もあるようです。
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