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日本最古の老婆心?天照大神が旅立つ孫に贈った三つの「御神勅」とは

日本最古の老婆心?天照大神が旅立つ孫に贈った三つの「御神勅」とは

宝鏡奉斎の御神勅

次に天照大神は、邇邇芸命に八咫鏡(やたのかがみ)を授けて言いました。

【意訳】「我が孫よ、この鏡を私と思ってお祀りし、折にふれて向き合いなさい。あなたの心を映し出し、求める答えを導いてくれるでしょう」

【原文】「吾兒、視此寶鏡、當猶視吾。可與同床共殿、以爲齋鏡。」

鏡は太古の昔から心を映し出す神具として尊重され、現代でも神社の御神体や依り代としてお祀りされているのは、こうした故事によります。

これを「宝鏡奉斎(ほうきょうほうさい)の御神勅」と言いますが、昔から女性が大切な人に鏡を贈るのは、その不思議な力に御加護を願ったからでしょう。

4ページ目 斎庭稲穂(ゆにわのいなほ)の御神勅

 

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