陛下、殿下、猊下…平成最後に知っておきたい!皇室を中心に世界の要人に対する「敬称」を紹介:4ページ目
猊下(げいか)
この辺りはあまり耳慣れないかも知れませんが、権威ある宗教者・聖職者に対して用いられます。
猊(げい)とは獅子(しし)の別名で、かつて仏陀の説法が獅子吼(ししく。獅子の吼える様子)のようであったことから、その説法をひれ伏して拝聴したことが語源です。
※そのため、説法者の席を「獅子座(or猊座)」とも言い、その下から声をかけた様子とも言われます。
現代ではローマ教皇猊下、ダライ・ラマ法王猊下が有名ですが、もし皇室でも天皇陛下がご出家あそばされれば「法皇猊下」とお呼びする日が来るかも知れません。