陛下、殿下、猊下…平成最後に知っておきたい!皇室を中心に世界の要人に対する「敬称」を紹介:3ページ目
殿下(でんか)
こちらも報道によってはお馴染みの方も多いと思いますが、先ほど紹介した「陛下」以外の皇族がたはすべて「殿下」とお呼びします。
先ほどの「陛下」は原則的に「皇帝クラス」の方に対して用いられるのに対して、こちらの「殿下」は「王クラス(皇帝の下)」の方に対して用いられます。
「殿」とは御殿・神殿など「建物」が語源で、こちらも直接声をかけることに対する憚りに由来します。
よくイギリス映画などで「女王陛下、ばんざい!」と言ったセリフを見聞きしますが、イギリス君主は「王」位であるため、厳密には「女王殿下」となります。
※ただし、英王室のエリザベス女王については昨今の社会通念(言葉の定着)から今上陛下の玉音(お言葉)にあっても「女王陛下」と呼ばれています。