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花の命はなぜ短い?日本の神話と歴史が記された「古事記」に伝わる花嫁たちのエピソード

花の命はなぜ短い?日本の神話と歴史が記された「古事記」に伝わる花嫁たちのエピソード

かくして産屋に火が放たれましたが、結局、木花之佐久夜毘売は無事に三つ子を出産。炎の中で生まれたため、長男は火照命(ほでりのみこと。後の海幸彦)、次男は火須勢理命(ほすせりのみこと)、末っ子は火遠理命(ほおりのみこと。後の山幸彦、神武天皇の祖父)と名づけられました。

もちろん誓約を受けた以上は、邇邇芸命もこの三つ子を自分の子供として認め、みんな仲良く暮らすのですが、その後の話は、又の機会に。

※出典:『古事記』上巻 六 より。

終わりに

とまぁこんな具合に、儚いなりにも人生色々とあって、今日もどこかで生まれたり死んだりを繰り返しながら、みんな悲喜こもごも、暮らしを営んでいます。

永遠の命も悪くないかも知れませんが、限りある命なら命で、そのつもりで少しでも充実させるよう努めることが、より有意義な人生につながるのでは、と思います。

 

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