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葛飾応為、平田玉蘊、楠本いね…江戸時代をパワフルに突き進んだ女性たち!
ドイツ人医師・シーボルトと長崎の遊女・お瀧の子だった楠本いねは医師でしたが、決して華やかな人生ではありませんでした。
むしろ、茨の道そのもの。父親のシーボルトは日本地図の国外持ち出しで日本追放になったので、瀧といねは周囲から冷たい目で見られることになりました。
縁談もなく独りで生きていくために、女医として修業を始めます。父親が信頼していた門弟の二宮敬作を訪ね、医術を学びました。
ところが二宮敬作は外科医だったので、女医として生きていくには産科の方が良いのでは、と父の門人である岡山の産科医・石井宗謙を訪ねます。
ここで予期せぬことが起こり、なんと酔っぱらった石井に無理やり犯されてしまい、妊娠してしまいました。なんて壮絶な人生…。
そして彼女は娘を産んで、1人で育てるために長崎に戻ります。その後長崎でようやく産科医を開業し、開国後には追放処分が解かれたシーボルトと日本で再会できたのです。
3人の女性は、それぞれ道は違うけれど、波瀾万丈な生活には違いありません。彼女たちの活躍によって励まされた女性たちは、きっと多かったのではないでしょうか。
参考文献:江戸のヒロインたち
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