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2019年大河ドラマ「いだてん」の語源は、めちゃくちゃ足が速い仏教の神様「韋駄天」から
平成31年1月から始まる大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺〜」の話題がちらほら聞こえて来ますが、
キタキタキタ!2019年NHK大河ドラマ「いだてん」の本編スペシャル映像がいよいよ公開!
2019年にスタートするNHK大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」。NHK大河としては珍しく昭和時代をメインに描く作品、そして脚本が宮藤官九郎さんということもあり期待が寄せら…
そんな中、こんな質問がありました。
「いだてん、って何?」
中には天ぷらの一種とでも思っていたのか「それって美味しいの?」と訊いてきた方もいました。もちろん違いますが、今回は「いだてん」の語源となった神様「韋駄天(いだてん)」について紹介したいと思います。
どんな神様なの?
韋駄天(いだてん)とは、元々ヒンドゥー教の神様(シヴァ神の子・スカンダ)が仏教に取り込まれたもので、インドからチャイナに伝えられる時、最初は「塞建陀(スカンダ)天」と音写で漢訳されました。
それが何度も書き写される内に頭一文字が略されたり、書き間違い(例:建⇒違)されたりしながら、やがて道教の神様である韋将軍(いしょうぐん)ともごっちゃにされ、現代の「韋駄天」となったそうです。
こうして仏教の神様となった韋駄天は、世界の中心にそびえるという須弥山(しゅみせん)の四方を守護する四天王の部下である三十ニ神将のリーダーとして信仰されています。
どんな姿をしているの?
そんな韋駄天は、道教の影響が強い地域だと韋将軍に近い武将の姿、ヒンドゥー教の影響が強い地域だと、スカンダに近い六面十二臂(ろくめんじゅうにひ)でクジャクに乗った姿で描写されることが多いようです。
六面十二臂とは「六つの顔に十二本の腕(臂)」を意味し、スカンダに六人の乳母がいたことに由来するそうですが、乳母たちが育てたくて争ったために顔が六つになったのか、顔が六つあったから六人の乳母が必要だったのか、興味がつきないところです。
で?その韋駄天がなんで大河ドラマのタイトルになったのでしょうか?
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