葛飾北斎による指南書から貴重な河鍋暁斎の絵日記まで、人気浮世絵師たちのスケッチ画まとめ!:2ページ目
歌川国芳のデッサン画
ところ狭しと役者たちの様々な立ち居振る舞いがデッサンされています。一つ一つ細かく見ていくと時間を忘れてしまいます。奇想の絵師として人気を得ていた彼もこういったデッサンを日々描き技を磨いていたんですね。
河村文鳳「文鳳麁画」
当時の人々の暮らしの様子が所狭しと描かれています。その人々の姿が本当に小さく可愛らしいのです。餅つきをする人、川を泳ぐ人、スズメ捕まえようとしてる人、お風呂入る人…もうここでは書ききれないほどのシーンが描かれていて圧巻。ページ数は26ページにも及びます。
三代 歌川広重「百猫画譜」
初代 歌川広重の門人だった三代 歌川広重の作品。「百猫画譜」は、明治時代の作家だった仮名垣魯文(かながき ろぶん)による雑誌「魯文珍報」に特集で掲載されていた画文集で、後に雑誌から百猫画譜だけを抜き出して単行本になりました。
北尾政美(鍬形蕙斎)「鳥獣略画式」
動物や海洋生物、昆虫などがシンプルな線でとっても可愛らしく描かれた絵手本。北尾政美の略画式は北斎をはじめさまざまな絵師に影響をあたえ、のちには彼の作品をそのまま写した作品なども確認されているほど。