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宿場の運送会社 問屋場の親会社はブラック企業!? 江戸時代の旅行事情【3】:3ページ目
宿場の管理人、問屋(といや)
宿場には問屋場(といやば)という公的事業を担う施設がありました。人足、馬を常備しておき、隣の宿場まで荷物を運ぶという重要な役割を持っていました。
問屋場の中には問屋という宿場の管理者兼責任者がいました。問屋を頭に、補佐官(年寄)や経理、事務要員(帳付)その他の人材が脇を固めており、このような事実を見ると、宿場は規律ある組織によって運営管理されているため、商家というよりは公的事業を請け負った企業のようなイメージがあります。
請け負うと言っても強制的に無償で公的事業をやらされるため、宿場にとってはかなりの負担になっていたようです。
街道沿いにはこの様な宿場が数キロ置きに存在しており、旅人が野宿をするという事はまずありませんでした。
宿場施設の充実が江戸時代の旅に伴う危険度や難易度など、旅のハードルを下げていたことは間違いありません。
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