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閻魔大王の顔が赤いのは何故?怒ってる…だけではなく実は自分も苦しめられているから

閻魔大王の顔が赤いのは何故?怒ってる…だけではなく実は自分も苦しめられているから

閻魔大王は最初の死者?

19世紀前半に描かれたヤマ

出典:Wikipedia

実は閻魔はヒンドゥー教の神が原型だと知っていますか?それは古代インドで伝えられていたヤマという神で、妹のヤミーと結婚をし、最初の人類を生んだとされる神です。日本の神話、イザナギノミコトとイザナミノミコトの伝承と同じですね。

そしてヤマは人間で最初の死者となり、死者が進む道を見つけました。そしてその道の先にある国の王になったということです。その後ヤマが治めている国に、亡者が続々とやってきます。そこで罪のない者とある者に振り分けた結果、罪のない者はヤマのいる国=天国に、罪を犯したものは別の場所=地獄をあてがわれました。

ヤマの伝承は中国に渡り道教に取り入れられ、官人のような風貌になりました。赤い衣を着て頭に冠を被り、手に霊魂を縛る捕縄を持つという、現在よく知られる姿に変化したのですね。

そして日本の仏教では「閻魔天」として天部衆に組み込まれ、仏法守護を担う仏の一人になりました。また、仏教界の六つの世界、六道をめぐり衆生を助ける地蔵菩薩の化身ともみなされ、信仰の対象になったということです。

ちなみにその考えは日本独自のものだとか。

地蔵菩薩と閻魔

出典:大磯地蔵咄 国立国会図書館

2ページ目 亡者を裁くという罪を背負うため、閻魔自身も罰せられている

 

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