ポール・ビニー(Paul Binnie)というスコットランド出身のアーティストを知ったのですが、ポール・ビニーさんは浮世絵(錦絵)の手法による版画作品を展開しています。
描く作品はいわゆる浮世絵的な作風が多く、色鮮やかでどこか純日本的とは違った雰囲気があって面白い作品が数多くありました。
ポール・ビニー1967年生まれでスコットランド出身。1993年に浮世絵版画に興味を持ち、それがきっかけで来日。関健二さんのもとで木版画を学ぶこととなります。現在はロンドンで活動をしているそうで、世界中で数多くの展覧会を開催しています。
ポール・ビニーさんのホームページには数多くの作品が公開されていますので是非!浮世絵版画以外の他の作品も楽しめます。
Paul Binnie
「浮世絵」と聞くと過去のアートという印象がありますが、数は少なくなりましたが現在も浮世絵版画の作品を手がけているアーティストさんはいるんですよね。
浮世絵版画は絵を描く絵師だけでは作品は完成しません。描いたデザインを木版に彫る彫師、色をつけ摺る摺師の存在も大事になってきます。技術の継承の問題が浮世絵版画の作品が減った理由のひとつでもあると思いますが、そんな状況でも活動を続けるアーティストさんをこれからもJapaaanはチェックしていきたいと思います。