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まるで写真のよう!ロバート・ブルームが描いた江戸の匂い色濃く残る明治初期の日本

まるで写真のよう!ロバート・ブルームが描いた江戸の匂い色濃く残る明治初期の日本:2ページ目

芝居見物はいかがですか。人気役者三人揃っての大見得が決まり、ヤンヤヤンヤの大喝采。ロバートも思わず、筆を取らずにはいられなかったようです。

続いては能舞台にご案内。伝統を忠実に守り、今に伝わる能楽。シテの足もとから床に伸びる緋色の影が、えもいわれず幻想的です。

流行りの指輪をはめたきれいな指で、絵本のページをめくるお嬢さん。そんなにおしゃれして、何を読んでいるのかしら。

これなんかどうだい。あら、素敵ね。こっちもいいわ。次から次へと紹介されるつややかな絹に、目移りしてしまう絹問屋の昼下がりです。

鶏が餌をついばむ東京の朝。よく見ると、軒下には江戸時代にはなかったガス灯が。灯は入っていないけれどなんだかキラキラ眩しく見えます。

富くじ、目黒飴、たけのこ、さんま・・・江戸時代には数々のブームを生み出し、庶民から厚い信仰を集めた目黒不動。ロバートも、親切な人から「Fudo sama」という呼び名を教えてもらったみたいです。ロバートが描いた明治初期の日本は、まだまだ江戸の匂いが色濃く残り、人も、町も、花も、犬も、鶏も、なんだか皆んながほっこり幸せそうですね。

あら、こんなところで無防備にお昼寝している女性が。あんまり気持ちよさそうだから、邪魔しないようにそうっと、そうっと。

画像出典元: The Athenaeum

 

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