11月12日に宮城県石巻市で行われたイベント「ポケストップ追加企画 Explore Miyagi」と、11月11日~21日の期間で実施された、ポケモン「ラプラス」を沿岸被災地へ出現させる企画において、約10万人が石巻市に訪れたと宮城県が発表しました。
ポケモンGO関係イベントの観光客入込数等について – 宮城県公式ウェブサイト
さらに、期間中における観光消費額は概算でなんと約20億円に達したと発表もされました。(飲食代や交通費、宿泊料などの直接効果は12億4800万円[参照])ここまでの額に達するとは驚きですね。大方の予想を上回ったのではないでしょうか。
ポケモンGOがリリースされてからこれまで様々な地域でイベントが開催されてきました。
ポケモン「ラプラス」の出現は宮城県が直接実施したイベントではありませんが、ポケモンGO開発元と宮城県が連携して企画は行われ、今後さまざまな地域で開催される企画の参考となる内容になった事でしょう。
経済効果が数字にしっかり現れたと同時に様々な問題があったことも確か。観光客が一斉に同じ場所に集まることで交通渋滞が発生したり、違法駐車やマナー違反なども問題となり、宮城県が注意喚起を発表するといった自体にもなりました。
位置情報を活用したゲームが地域活性のための一つのツールになり得ることがわかり、今後も様々な地域がこういったイベントを企画していくかと思います。起こり得る問題を把握しつつ企画デザインにさらに磨きをかけていければいいですね。