コミック誌「ITAN」(講談社)で、雲田はるこ氏が2010年に連載を開始した人気落語漫画「昭和元禄落語心中」。
落語界が舞台という珍しい漫画「昭和元禄落語心中」テレビアニメもスタートし大注目作品です
日本文化に関連した漫画やアニメっていろいろありますよね。最近では実写化が決定している競技かるたが舞台のちはやふるや、江戸時代が舞台のふたがしら、最近では磯部磯兵衛物語もアニメ化され、どれも人気の高い作…
ついに6月7日発売の32号で感動のラストを迎えました。最終回はITAN史上初の巻頭カラー3ページとなっています。
【ITAN32号作品紹介】#1「昭和元禄落語心中」by雲田はるこ
昭和元禄落語心中は、昭和の落語会を舞台に噺家の世界を描いた漫画。刑務所の落語慰問会で見た、昭和最後の大名人・遊楽亭八雲の「死神」が忘れられずに、出所するなり弟子入りを志願した元チンピラの強次。弟子は取らないはずだった八雲が、強次を付き人として受け入れたことで、昭和落語会を舞台にした物語が始まります。
これまでに、文化庁芸術祭マンガ部門で優秀賞、講談社漫画賞一般部門をそれぞれ受賞。2016年1月からはテレビアニメも放映されました。漫画は最終回で完結しましたが、TVアニメは第2期の制作がすでに発表されています。さらに八雲と助六篇もテレビアニメシリーズ化が決定しています。
繊細な人間描写で高い評価を得る本作は、近頃の落語人気の上昇にも一役買っているようで、寄席を訪れるファンが急増しているそうですよ。