無料で読めるように!谷崎潤一郎、江戸川乱歩など13名の作品がパブリックドメインに
青空文庫は誰でもアクセス可能な電子本を集めた、インターネットの電子図書館。著作権の消滅した作品など13,000点以上が収録されています。
2016年1月1日に、この日著作権保護期間が終了した谷崎潤一郎や江戸川乱歩、中勘助など13名の作品が青空文庫に追加され、誰でも無料で読むことができるようになりました。
現在の法律では、作品が著作権で保護されるのは著作者の死亡の翌年1月1日から50年間。保護期間の終了も1月1日となるため、元旦に作品が公開されました。
今回公開されたのは、谷崎潤一郎「春琴抄」、江戸川乱歩のデビュー作「二銭銅貨」、高見順の詩集「死の淵より」、など、13名の著作者による13作品。国語の教科書に掲載されていた河井酔茗「ゆづり葉」も含まれています。
その他の作品も現在作業が進められていて、中勘助「銀の匙」やロシア文学者の米川正夫訳の「カラマーゾフの兄弟」、谷崎潤一郎作品は35篇が作業中です。その他の作業中作品の公開も待ち遠しいですね。