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『ブラッサム』珠が働く「悠楽軒」は本当にあった!わずか18日のバイトで芥川龍之介らと交差した運命の場所

『ブラッサム』珠が働く「悠楽軒」は本当にあった!わずか18日のバイトで芥川龍之介らと交差した運命の場所:3ページ目

美術界にも利用された燕楽軒、その後の運命

燕楽軒を利用したのは文学者たちだけではありませんでした。

大正7(1918)年9月21日、洋画家の黒田清輝(くろだ せいき)は、本郷三丁目の燕楽軒で開催された国民美術協会の理事会に出席。会議では、翌月の総会に関する相談が行われ、その後、渡米する中條会頭の送別を兼ねて晩餐が催されたといいます。

この会議での出来事は、黒田自身の日記に記録されています。

同年11月26日には、新聞記者たちが主催した美術館設立に関する会合も燕楽軒で開かれました。

こちらには新聞記者12人、美術家15人が参加し、現代美術を奨励する施設の建設について意見が交わされています。燕楽軒は文学者だけでなく、当時を代表する美術家や新聞記者にとっても交流の場所だったのです。

しかし、燕楽軒の歴史もやがて終わりを迎えます。第二次世界大戦中の戦災で建物に火が回って焼失。戦後も再建されることはなく、その歴史に幕を閉じました。

今では料理の味を確かめることも、当時の店内に足を踏み入れることもできません。しかし、文学者たちの回想や日記、そして地中から発見された食器を通じて、このレストランの姿を今なおたどることができるのです。

『ブラッサム』に関する話題は、こちらの記事でも紹介しています。ぜひご覧ください。

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○参考サイト

  • 国立国会図書館HP「近代日本とフランス―憧れ、出会い、交流/料理」
  • 国立国会図書館https://www.ndl.go.jp1. 料理 | 近代日本とフランス―憧れ、出会い、交流
  • 東京文化財研究所HP「黒田清輝日記」大正7(1918)年9月21日https://www.tobunken.go.jp/materials/kuroda_diary/page/213
    11月26日https://www.tobunken.go.jp/materials/kuroda_diary/118767.html
  •  文京区「宇野千代」文京区https://www.city.bunkyo.lg.jp宇野千代(うの ちよ) – 文京区
 

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