【ブラッサム】珠を「文学の道」へ導く4つの転換点――悪評で居場所を失った受難と、運命を変えた“救世主”
朝ドラ「ブラッサム」化粧・初恋・失恋が引き寄せた従兄との再会…珠の運命を変え「文学の道」に導く4つの出来事
朝ドラ「ブラッサム」第4週のテーマは『岩国と、共に』。
その故郷・岩国は、ヒロイン・葉野珠(石橋静河)には居心地が悪い場所となってしまいました。
父・葉野清治(渡部篤郎)が亡くなり、狭い鳥籠から解き放たれ羽ばたき始めた珠は、初めてのお化粧に挑戦。
「べっぴんさん」に変身し、あっという間に新任の教師・島村(工藤阿須加)と初恋に落ちました。
※島村のモデルと推測される新任教師と宇野千代の出来事に関して、こちらの記事で紹介しています。
【ブラッサム】初恋の代償は「退職と絶縁状」…島村先生(工藤阿須加)モデルとの熱愛に散った宇野千代の実話
けれど二人の関係は噂になり、「ふしだら」という理由で学校は解雇。
村人たちが尾ひれを付け悪評を広めたせいで、珠は次の働き口も見つからない状態になりました。
そんな時、即離縁した最初の夫の弟で従兄の木村保(金子大地)と再会します。噂話など意に介さない保の人柄に、珠は好感を持ちました。
保の母で叔母の照子(山田真歩)の猛プッシュもあり、いよいよ次の恋愛が本格的に始まりそうです。
※木村保のモデル・藤村忠の生涯に関して、こちらの記事で詳しく紹介しています。
【ブラッサム】珠のモデルと結婚も束の間、置き去りにされ…木村保(金子大地)のモデル・藤村忠の生涯
お化粧・初恋・失恋から、次の恋愛相手と再会。
この展開に「早過ぎる!」の声もあるようですが、これは実際にモデルとなっている宇野千代の体験なのです。(事実の千代の行動は、もっと積極的で大胆なのですが)
千代もお化粧で自信を付け、新任教師と恋愛し失恋。
その後、京都の第三高等学校に通う従兄の藤村忠と再会し恋に落ち、京都に行き同棲。忠の三高卒業と東京帝国大学入学に合わせて、『東京』に上京しました。
東京では、保を支えるためさまざまな仕事にチャレンジ。
その行動力は、大好きな『小説を書く』を引き寄せることになったのです。
陰口が蔓延する故郷で、ただ耐えているだけだったら、絶対に出会わない人々との出会いは、次のステージへの扉を開きました。
今回は…
⚫︎ 自分に自信を持てる『お化粧』
⚫︎ “行動”することに目覚めた『初恋』
⚫︎“去る者は追わず”の価値観が生まれた『失恋』
⚫︎ 宇野千代文学の誕生のきっかけを作った『再会』
『小説を書く』という運命を引き寄せる重要なファクターとなった、この4つの出来事を、ドラマを考察しつつ振り返り、史実とともにご紹介しましょう。


