武功も出自も「記録ゼロ」でなぜ出世?天下一の補佐役・豊臣秀長を支えた伊丹甚太夫とは何者なのか:3ページ目
伊丹甚太夫・人物データ
- 生没:生没年不詳
- 出身:摂津国伊丹(兵庫県伊丹市)?
- 出自:不詳
- 家族:不詳
- 主君:羽柴秀長→羽柴秀保→牢人→豊臣秀吉→?
- 知行:1860石(大和・伊賀・紀伊)
- 活躍:不詳
終わりに
今回は謎多き秀長の家臣・伊丹甚太夫について、その生涯をたどってきました。謎が多いどころかほとんど謎で、何をしたのかすらわかっていません。
しかし記録がないから大した人物でなかったと思い込むのは早計でしょう。まだ見ぬ史料が今後出てくるかもしれませんし、華々しいエピソードだけが活躍ではないからです。
褒められもせず、苦にもされず、十数年間淡々と秀長を支え続けたことでしょう。
無事これ名馬と言うように、戦国乱世のただ中を生き残り、奉公を続けただけでも大したものです。そう思いませんか?
秀長家臣には他にもたくさんの武将がいますから、また改めて紹介したいと思います。
※参考文献:
- 『戦国人名辞典』新人物往来社、1990年8月
- 『和歌山県史 中世』和歌山県、1994年3月
