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朝ドラ『風、薫る』黒川医師と“運命の再会”…りんの実在モデル・大関和が再び看護婦に戻った理由

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「看護婦に戻る」という思いが膨らんだ理由

和の中にあった消えることない「看護婦への思い」が、大きく膨らんだのには理由がありました。

原案の伝記小説によると……

理由のひとつは、和が第一医院で「看護取締」を押し付けられたとき、先輩として体験談を聞くために会った慈恵病院の看護取締・松浦里子が亡くなった記事を読んだことがきっかけでした。

その訃報を、共に里子に会った雅や桜川里以(ドラマでは玉田多江/生田絵梨花)に伝え、悲しみを共有したかった和。

けれど、第一医院を辞めた雅はアメリカ留学中(実は、乗船直前にトラブルに巻き込まれ、日本で伝染病患者の看護に奔走していた)だと思っていたし、里以は麻布の聖慈病院に就職中でした。

二人とも里子から教わったことを生かして、看護婦を極める行動をしているのに、「舎監をしている自分だけ取り残されている気分」になったしまったそうです。

ドラマでは、りんは担当患者の死がトラウマになり看護に支障をきたし退職する、というストーリーになっていましたが史実は異なります。

病院で働く看護婦労働改善のため建議書を出したり、男性医師の態度に物申したりと、何かと楯突く和は、優秀だけれども、“女のくせに、たかが看護婦のくせに”と疎まれてしまったのです。

結局、和は病院から追い出されるような形で退職に追い込まれたのでした。

そんな不本意なままで「看護婦を辞めた」和。

史実では、この頃すでに、大関和の手術時の機械だしの腕や術後管理のきめ細やかさは、医療界でも評判となっていたそうです。

「病院の男性医師が看護取締を疎んじたから」などという理由で退職に追い込まれたのですから、和の「看護」への想いは絶対に消えるわけはないでしょう。

3ページ目 大地震発生で全国の看護婦が救護に向かう

 

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