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江戸時代にも“パパ活”があった!生活苦が生んだ複数契約「安囲い」という女たちの現実:2ページ目
経済不安と風紀
安囲いが増えた背景には、江戸の経済の不安定さがありました。
寛文改革、天和改革、寛政改革などが続き、そのたびに貨幣価値が大きく変動。一両の価値が倍になったり半分になったりするような状態では、まじめに働いても将来が見えず、生活への不安が広がります。
こうした不安は風紀のゆらぎを生み出す要因になりました。
幕府は市中の金を吸い上げる政策を続け、下級武士や庶民の暮らしはますます苦しくなりました。倹約と蓄財が生活の中心となり、日々の暮らしに余裕がなくなります。
小さな商家の娘が安囲いに身をゆだねるのは、こうした時代背景があったからだと考えられます。生活を守るための選択肢として、安囲いが現実的な手段になっていたのです。
安囲いよりさらに安い契約もありました。月々米一斗五升や米一斗という契約で、なかには米八升という例もありました。これは半囲いとよばれ、月に六日ずつ男性の家に通う形でした。
女性の器量によって値段が決まるという厳しい世界でしたが、正式に女性を囲いにくい立場(僧侶など)の男性には都合が良かったようです。
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