【豊臣兄弟!】市川團子が演じる信長最愛の小姓…18歳で討死した美少年・森乱(森蘭丸)の短すぎた人生:4ページ目
本能寺の変の気配に気がつく
森乱は早い時期から『本能寺の変』の悪い予感があったようです。
あるとき明智光秀が食事をしている様子を観察していた森乱は、光秀が気もそぞろで口の中に入れた飯を噛む様子もなく、箸を取り落とす様子をみて、「何か深く考え込んでいるに違いない。」とピンと来たそう。
信長に、ひょっとして明智殿の様子がおかしいのは「殿への逆心かもしれません」と伝えたそうです。日頃から、光秀の信長への不満が募っていることを察知して忠告したのでした。
さらに本能寺の変の一ヶ月ほど前。
安土に徳川家康を招いて接待する役目を命じら得た光秀。「信長に嫌われている」と思っていた光秀は喜んで、家康の宿所とした大宝院に仮の御殿を造り壁に絵を飾り、柱には彫刻を施し、庭には珍しい草花を植えるなど、精一杯のおもてなしプランを考えて実行しました。
ところが、これが逆に信長の怒りを買うことに。
「こんなに贅沢の限りを尽くすとは不届きな。関東の上客にこれほどのことをすれば、朝廷から勅使を迎えるときにはどうするつもりだ?」と言われ、満座の中で叱りつけます。
さらに、信長は「誰か光秀の頭を打て!」と命じます。誰もが躊躇する中、森乱がたちあがって鉄扇で光秀の頭を打ちました。烏帽子や破れ額からは血を流す怪我を負わせたのでした。
この半月後。『本能寺の変』が起こったのでした。
一生涯「信長ファースト」に徹した森乱
徹底して信長に忠義を尽くし、何がなんでも「信長ファースト」だった森乱。
観察力、心配りに長けながらも、自分の才能を誇示することなく控えめで自分よりも相手を立てるタイプの人だったそうです。
3年という短い間でしたが、信長への無償の愛を感じますね。本能寺で信長とともに炎に包まれ、最後の最後まで信長を守ろうと必死で戦ったのでしょう。
大河ドラマ「豊臣兄弟!」でも、少しずつその時が近づいてきました。
豊臣兄弟とのやりとりとはまた別の雰囲気になるであろう、魔王信長と森乱との関係。どのように描かれるのか楽しみです。
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参考:森蘭丸 澤田ふじ子(著)


