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朝ドラ【風、薫る】りんの人生を動かす外科助手・黒川勝治(平埜生成)…実在モデル・瀬尾原始の実像

朝ドラ【風、薫る】りんの人生を動かす外科助手・黒川勝治(平埜生成)…実在モデル・瀬尾原始の実像:3ページ目

原始は和を知命堂病院の看護長に大抜擢

大関和が高田女学校で舎監の仕事を始めて1年が過ぎた頃、街角で瀬尾原始と「偶然、再会」します。原始は事前に和のことをよく知っていたため、まもなく開院する知命堂病院の「看護長にならないか?」とスカウトします。

再会は偶然だったようですが、和の職場である高田女学校と知命堂病院は徒歩で10分ほどの距離だったそうです。もともと、佐藤三吉は和に知命堂病院を進めていたので、再会は運命が招いた必然だったような気がします。

(人力車で往診に出かけた原始が、道でばったり和に出合い、知命堂病院に勧誘したという説もあります。)

和は、高田女学校校長の栗原トヨ子に了承を得て退職。明治24年(1891)11月29日、知命堂病院の開院とともに、「看護長」としてトレインドナースの仕事に復帰したのでした。その後、和は4年間にわたって知命堂病院の看護長として様々なエピソードを残すことになります。

初勤務の大学病院を首になり転職するとは、一見外聞がよくないような感じですが、実は、このことにより和の看護婦人生は大きく変化し、それとともに日本の「看護」が大きく前進したといえます。

※関連記事:

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いよいよ、この3月30日(月)から放送が開始するNHK朝ドラマ『風、薫る』。“看護婦養成所を卒業した二人の実在の女性”が、当時まだ日本にはなかった看護婦という職業の確立のために奮闘する物語です…

そう思うと、そんな運命に導いた佐藤三吉や瀬尾原始との出会いに感謝ですね。(もちろん、矢嶋揖子やマリア・T・トゥルーにも)

4ページ目 原始の家族の看護により信頼関係が深まる

 

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