『豊臣兄弟!』わずか10歳、あまりに残酷な結末…浅井長政(中島歩)の長男・万福丸の凄惨な最期:2ページ目
今までの大河で少しだけ登場した万福丸
ドラマでは、この先どう描かれるのかは分かりませんが、残された史料などによると、あの万福丸は、わずか10歳で「処刑」されるという凄惨な最期を迎えたと伝えられています。
そもそも万福丸に関しては史料がかなり少ないそう。ほかにも長政の男児として万寿丸、万菊丸という存在も伝わるのですが、ここでは「豊臣兄弟!」でフューチャーされた万福丸に絞ります。
母親が誰かということも分かっていないのですが、『浅井三代記』によると、長政は六角氏重臣の平井定武の娘と結婚していて、万福丸のほかに二人の男の子がいたという説もあるそうですが、定かではありません。
また、平井定武の娘との縁談が決まっていたものの、お市との縁談が持ち上がり破談となったという説や、お市との間の子だという説も。
今回のドラマでは、そこには触れず、お市の実子ではないもののお互い慕っているという様子が描かれていましたね。
実は、大河ドラマで万福丸が登場したのは、1981年『おんな太閤記(※1)』、1996年『秀吉(※2)』、2006年『功名が辻(※3)』。
いずれもほぼ1〜2回程度の出演で、浅井家滅亡のワンポイント的な存在だったようです。
※1「おんな太閤記」:信長の命で捉えられ、蜂須賀小六が串刺しにして処刑、以来お市は徹底的に小六の主人秀吉を嫌う。
※2「秀吉」:長政が自刃したあと、信長の命令で柴田勝家に殺される。
※3「功名が辻」:長政の自刃後、処刑された。山内一豊が殺す。
(Wikipediaより)
今回の大河のように、「長政によく似ている優しい男の子」と人間性まで描くのは珍しいそう。
けれども「好感度高く描かれるとその後、悲劇に見舞われる」というケースも多いので、もしかしたら、今までの大河と同様に「処刑」もあるのでしょうか。誰が手を下すのでしょうか。
あまり想像したくないのですが。
「自分に逆らった家の者は、見せしめや将来的な報復防止のため、赤ん坊でも殺すのが戦国」とはいえども……今登場している「織田側の家臣」の誰かが、あの愛らしい万福丸を処刑などしたら、ものすごく嫌いになってしまいます。
「生きる」が根底にながれているこのドラマ。今回も「生き延びるために無茶をする!」と言ったり、刀で敵にとどめを刺さなかったりした小一郎。
もしかしたら、処刑を命じられても殺すのではなく「生かす」ことに、小一郎がお得意の知恵と行動を発揮してくれるといいなと個人的に願ってます。
