2028年大河『ジョン万』の主人公、漂流少年・ジョン万次郎(山﨑賢人)がつかんだ数奇な運命を予習:3ページ目
いよいよ帰国へ
アメリカ生活にも慣れてきた弘化3年(1846年)、万次郎は捕鯨船フランクリン号に乗り組みました。
フランクリン号の船長は前にジョン・ハウランド号で世話になったアイラ・デービス。万次郎を補佐役として見込んだようです。
捕鯨航海は数年に及び、途中でホノルルに立ち寄ってかつての漁師仲間と再会しました。また琉球国(沖縄県)の小島にも上陸しますが、やはり帰国は果たせません。
やむなく嘉永2年(1849年)に帰港、これを機に一念発起したか、万次郎はゴールドラッシュに沸いていたサンフランシスコへ向かいます。
金鉱で坑夫として数ヶ月感働き、帰国資金を貯めてホノルルへ向かいました。
ホノルルでかつての漁師仲間たちと合流し、嘉永3年(1850年)12月17日に上海行きの商船に乗り込みます。
年が明けて嘉永4年(1851年)、万次郎たちは琉球国に上陸。それから琉球国→薩摩藩→長崎奉行所→土佐藩とたらい回しで取り調べを受け、嘉永5年(1852年)になってようやく故郷の中浜へ帰ることを許されました。
故郷を出航して、実に10年以上の歳月を乗り越えて、万次郎は母親と再会を果たしたのです。
終わりに
今回はジョン万次郎の漂流から帰郷まで、駆け足で紹介してきました。
日本へ帰国した万次郎は、アメリカ仕込みの学識を活かして存分に活躍し、激動の幕末を乗り越えていくことになります。
主人公は 「ジョン万次郎」こと 中濱万次郎(なかはま まんじろう)
歴史に名が残るはずなどなかった貧しき漁師
だが漂流の悲劇の末 救出されてアメリカに渡り
日本を救う“知と技”を得た一流の船乗りとなる
異国の友は 彼を John Mung(ジョン マン) と呼んだ―19世紀の日米と太平洋を舞台に
命がけのサバイバルの連続と遥(はる)かなる再会のロマンを描く
“漂流者”となった庶民の 一大感動巨編!※NHK公式サイトより。
果たしてNHK大河ドラマ「ジョン万」では、万次郎の数奇な運命が、どのように彩られていくのでしょうか。まだ再来年の話ですが、今から楽しみにしています!
※ジョン万次郎に関する記事:
江戸時代に日米の懸け橋となったジョン万次郎、帰国後のその後の人生とは…?(1)
170年以上も続く友情!今も深まるジョン万次郎と彼を救ったホイットフィールド船長の交流
頼りになった「あの男」!幕末期、英語がわからない日本人は黒船来航の時どうやって交渉したのか?
※参考文献:
- 新人物往来社 編『別冊歴史読本64 世界を見た幕末維新の英雄たち』新人物往来社、2007年4月
- 谷是『高知県謎解き散歩』新人物往来社、2012年5月



