【豊臣兄弟!】織田信長を狙い続けた浅井家臣・遠藤直経(伊礼彼方)とは?その生涯と末路をたどる:2ページ目
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やがて元亀元年(1570年)に長政が信長を裏切り、朝倉義景を攻める背後から急襲します(金ヶ崎の合戦)。
生命からがら逃げ延びた信長は、すぐさま浅井・朝倉連合軍に報復戦を挑みました。後世に伝わる姉川の合戦です。
浅井家の命運を賭けた大戦さに直経も参陣。大いに奮闘したものの、あえなく討死してしまいました。『信長公記』によると竹中重矩(しげのり。半兵衛の弟)に首級を獲られたと言います。
また『太閤記』では味方が敗れても恥を忍んで生き延び、首実検の場で信長の暗殺を狙いました。しかしあえなく返り討ちにされます。
信長は直経の死を惜しみ「敵ながらも天晴の勇士かな、喜右衛門尉、されこそ無念なりけめ」と、その執念を讃えたということです。
■遠藤直経 / 伊礼 彼方
えんどう なおつね / いれい かなた浅井長政の重臣
長政が市をめとって信長と同盟を結んだことを快く思っておらず、長政の父・久政とともに織田を排除すべく動く。
※NHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」公式サイトより。
今回は浅井家臣の遠藤直経について、その生涯をたどってきました。どうせ金ヶ崎で裏切るなら、さっさと殺しておけばよかったものを……直経にすれば「そら見たことか」といったところでしょうか。
第10回「信長上洛」でちょっとだけ姿を見せていた気がしますが、果たして本作ではどんな活躍を魅せてくれるのか、伊礼彼方の熱演に期待です!
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※参考文献:
- 阿部猛ら編『戦国人名事典』新人物往来社、1990年8月
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