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朝ドラ【風、薫る】予習:看護が“賎業”と呼ばれた時代、実在2人の女性が切り開いた「看護師」という道

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黎明期から看護師として活躍した2人の実在の人物

今回のNHK連続テレビ小説『風、薫る』では、そんな看護師の黎明期に、看護師を目指していく二人の女性がヒロイン。

主人公の一人「一ノ瀬りん」はNHK大河ドラマ『光る君へ』で一条天皇の皇后・藤原彰子を演じた俳優の見上愛さん。もう一人の主人公「大家直美」は、2410人の中からオーディションで選ばれた上坂樹里さんが演じます。

血縁関係でもない二人の女性が、ダブルヒロインを演じるのは初めてだそう。

原案は田中ひかるさんの『明治のナイチンゲール 大関和物語』で、実在した日本の看護師、大関和鈴木雅をモチーフにしています。

下野の黒羽藩の国家老であった大関増虎(弾右衛門)と、その妻・テツの次女として生まれた大関和。彼女をモチーフにしたのが「一ノ瀬りん」で、“那須地域に住む、元家老の家の長女”という設定。

かたや、静岡県士族で鳥羽・伏見の戦いに参戦した加藤信盛、母はトヨの間に生まれた鈴木雅。彼女をモチーフにしたのが「大家直美」で、“生後間もなく親に捨てられ牧師に育てられた”という設定です。

最後に…

彼女らが飛び込む、日本では馴染みのない「看護」という世界。厳しい状況の中で二人のヒロインは何を支えに道を切り開いていくのでしょうか。

当時の時代の背景や「看護」についてを知っていると、『風、薫る』で繰り広げられていく世界による没入できるかもしれません。

明治時代の看護師養成所の実態や、大関和と鈴木雅については、次の機会にご紹介したいと思います。

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参考:

新版 ナイチンゲールの『看護覚え書』 イラスト・図解でよくわかる!(金井一薫)
看護婦の歴史: 寄り添う専門職の誕生(山下 麻衣)
明治のナイチンゲール 大関和物語(田中 ひかる)
看護の歴史(東京有明医療大学)HP

 

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