『豊臣兄弟!』息子3人を失い一族すべて処刑…豊臣秀吉の姉・とも(宮澤エマ) 激動の生涯:4ページ目
仏門に入り豊臣家の滅亡を見届け92歳まで生きたとも
深い悲しみのなか、ともは翌年の文禄5年(1595)正月、仏門に入って出家、日秀尼(にっしゅうに)を名乗り、京都に瑞龍寺を建立しました。
慶長3年(1598年)8月18日、弟・秀吉の死を見送り、慶長17年(1612年)には夫に先立たれ、慶長20年(1615年)夏には大坂の陣で豊臣秀頼ら親族の大半を失い、豊臣家の滅亡を見届けます。
そして、寛永2年(1625)に死去。享年92歳でした。
激動の戦国時代から、江戸時代となり三代将軍・家光の時代まで生きたとも。
百姓のせがれだった藤吉郎と小一郎が出世をして天下人とその片腕になり、結婚して三人の息子を見送り、豊臣家の滅亡までのすべてを見届けたのです。
最後に
戦国時代の大河ドラマは、有名な武将たちのドラマティックな物語が展開される一方で史実を探っていくと、 その武将たちの“家族”は必ずしも「守られる存在」ではなかったという切なさもあります。
始終お腹を空かせ、顔は日焼けして、髪もボサボサ。けれども日々、たくましく生き、兄弟に夢を乗せて屈託ない明るい笑顔で彼らを送り出した姉妹。
二人とも良き伴侶と巡り合い、贅沢とは程遠くても、毎日あの笑顔のままの人生を送ってほしい……と思うのですが、そうもいかないのが歴史ドラマのつらいところ。
聡明で気丈で兄弟を叱咤激励するしっかりものキャラのともですが、天下人の姉として、これから迎えなければならない悲劇の数々を受け止めていく女性として、どのように描かれていくのでしょうか。
宮澤エマさんが演じるともの表情、セリフ、立ち居振る舞いから汲み取っていきたいと思います。
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参考書籍:
『豊臣兄弟と天下統一の舞台裏』 青春出版社刊
『豊臣秀吉事典』(新人物往来社)




