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語源が切なすぎる…湯たんぽの漢字はなぜ「湯湯婆」と書く?由来と歴史をたどる:2ページ目
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更に時代は下って第五代将軍・徳川綱吉は犬型の湯たんぽを使っていたと言われ、こちらは日光山輪王寺に納められています。
犬公方・徳川綱吉はなんと「犬型湯たんぽ」愛用!?室町時代に伝来した湯たんぽの歴史
だんだんと寒さも本格化するなか、みなさんはどのように暖を取っているでしょうか?電気代の高騰などから、できれば節約しながら温まりたいと感じている方も多いのではないでしょうか。そんななか、人気とな…
江戸時代の湯たんぽは錆びにくい銅が使われており、高価だったためなかなか一般庶民が使えるものではありませんでした。
やがて明治時代に入ると西洋製の円筒形陶器湯たんぽが輸入され、明治20年(1887年)ごろには庶民の間にも普及していきます。
湯婆のままでは意味が通じにくかったことから、湯婆を「たんぽ」と一単語に見なし、頭に湯を加えた「湯たんぽ」という名称が一般的になりました。
大正時代(1912~1926年)には、現代でもよく見かける小判型湯たんぽ(楕円形で表面に波がついたトタン製)が登場します。
昭和初期の戦前から戦時中にかけて、金属不足で陶製湯たんぽに戻りますが、その合理性から敗戦後は再び小判型湯たんぽが一般的になっていきました。
湯たんぽ(湯湯婆)の歴史まとめ
- 起源は湯婆(タンポ)、意味は「お湯を入れて妻代わりに暖をとるもの」
- 日本に伝来したのは室町時代(15世紀ごろ)
- 一般庶民へは明治時代以降に普及
- 明治時代中期以降「湯湯婆(ゆたんぽ)」と呼ばれるように(日本語+中国語)
今回は湯たんぽの漢字表記「湯湯婆」と、その歴史について紹介してきました。寂しい男性が「妻の代わり」に暖をとっていた歴史に思いを馳せ、寂しさを禁じ得ません。
もう少し心温まるネーミングはなかったものかと思ってしまうものの、あまりに寒すぎて、そんな余裕もなかったものと思われます。
最近では省エネ性やコスパの高さから湯たんぽが注目を集めており、寒い冬を乗り切るツールとして、これからも重宝されることでしょう。
※参考資料:
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