起源や由来は一切不明!火に突っ込む謎の白装束…大分県の奇祭「ケベス祭」とは?
日本には、全国各地にいろいろなお祭りがありますよね。誰もが知っているような超有名なお祭りから、ローカル色の強いお祭りまで、実にさまざま。なかには、「奇祭」と呼ばれるような不思議なお祭りもあります。
そこで、今回の記事では、そんな奇祭のなかから、大分県で毎年行われている「ケベス祭(さい)」というお祭りに焦点を当ててご紹介します。
由来や起源が一切わかっていないという不思議なお祭りに迫ってみましょう。
「ケベス祭(さい)」はいつ・どこで行われる?
ケベス祭は、大分県国東(くにさき)市の伝統行事で、新暦10月14日の夜に櫛来(くしく)社(岩倉社)で行われます。2000年12月25日に国の選択無形民俗文化財に登録されました。
櫛来社は寛平元年(889年)に宇佐神宮の分霊を勧請し奉られたと伝わっており、大分空港からは車で約30分の場所にあります。
由来がわかっていない「ケベス祭」
ケベス祭は、その由来や起源がわかっておらず、奇祭といわれています。一度聴いたら忘れられない「ケベス」という言葉ですが、これは祭りで仮面をつけた男を指します。しかし、もともとケベスが何なのかはわかっていません。
2ページ目 ケベス祭の主な奉仕者、祭りの流れ
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