「べらぼう」身上半減の実際、ていの儒学バトル、鬼平爆誕!など史実を元に10月12日放送の内容解説:5ページ目
鬼平が退治した葵小僧とは?
さぁ今週もカッコいい鬼平こと長谷川平蔵(中村隼人)、SNS上では「中村隼人主演で鬼平(時代劇)やってくれないかな」なんて声が沸き起こる昨今です。
そんな鬼平が今回退治した葵小僧(あおいこぞう)は実在の盗賊。別名を大松五郎(だいまつ ごろう)、劇中の通り駕籠に乗って手下を引き連れ、葵の御紋を入れた提灯を提げて押し込み強盗を繰り返しました。
「凶賊」は実在した!強盗、殺傷、陵辱…江戸の町を震撼させた凶悪犯罪者、真刀徳次郎・葵小僧【前編】
火盗改の面目躍如『鬼平犯科帳』には、鬼平こと長谷川平蔵による大捕物がいくつも登場します。小説に登場する凶賊たちのモデルになった、江戸を震撼させた凶悪な犯罪者たちをご紹介します。[capti…
寛政3年(1791年)4月ごろから江戸市中で暴れ回り、婦女がいれば必ず強姦するという凶悪さから恐れられましたが、半月あまりで火付盗賊改方の鬼平に捕らわれます。
そして逮捕から10日ほどの5月3日に獄門となりました。通常であれば取り調べに際して被害者からも供述をとってから刑罰を決定しますが、これほど早く取り調べが打ち切られたのは、被害者感情を慮ったためでしょうか。
かつてカモ平なんて呼ばれていたのが嘘のようで、これからも鬼平の活躍に期待したいですね!
第40回放送「尽きせぬは欲の泉」
蔦重(横浜流星)は、瑣吉(さきち)(津田健次郎)を手代扱いで店に置く。歌麿(染谷将太)が描いた絵から女性の大首絵を思いつき、早速、歌麿に会いに栃木へ向かう。
※NHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」公式サイトより。
おていさんからまさかのビンタを食らった蔦重。どこまで目が覚めたかはともかく、書物問屋の株を買って事業の建て直しが図られます。また歌麿との和解は実現するのでしょうか。
次回からは瑣吉(津田健次郎)が登場。後の曲亭馬琴(きょくてい ばきん)ですね。京伝先生
そしてふんどし野郎が推し進める寛政の改革には暗雲が立ち込め……一山越えてまた一山、と言ったところでしょうか。
これからも「大河べらぼう」蔦重たちの奮闘に期待しましょう!
【べらぼう】いよいよ葛飾北斎が登場…次回10月19日放送のあらすじ&場面写真、新たな相関図も公開
NHK大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」、10月19日(日)放送予定の第40話「尽きせぬは欲の泉」の予告、場面写真が公開されました。大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」公式サイトよ…
トップ画像:NHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」公式サイトより。



