
【べらぼう 解説】屁で復活の春町!そして誰袖「危険な間者ごっこ」の行方は?6月8日放送の振り返り:4ページ目
誰袖が目をつけた蠣崎廣年(ひょうろく)とは何者?
吉原に出入りする中で、人生が翻弄されていく…
松前道廣(えなりかずき)の弟で、松前家の江戸家老。幼少のころから画を学び、蠣崎波響(かきざき・はきょう)としての画名も持つ。あることがきっかけで、吉原の大文字屋で花魁・誰袖(福原 遥)と出会う。松前藩の繁栄のために尽力するが、自由奔放で非道な兄・道廣とは違い、心根の優しさがあだとなり、のちの松前家を揺るがしていく…。※NHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」公式サイトより。
抜荷の証拠?として琥珀の腕輪を盗まれてしまった(あるいはねだられて譲った?)松前廣年。演者さんの都合でかなり年長者に見えますが、これでも蔦重より14歳年下です。
劇中「絵を少しやっている」ことに言及しており、有名なアイヌ画「夷酋列像(いしゅうれつぞう)」などいくつかの作品が今日に伝わりました。
いわば多くの日本人が持っているアイヌのイメージを形づくった人物とも言えるでしょう。
※ちなみに夷酋とは「野蛮人(夷)の酋長」を意味します。現代の感覚ではとんでもない差別ですが、当時はそういう感覚だったようです。
誰袖の接近に鼻の下を伸ばしていましたが、もちろん彼女の狙いは「抜荷の証拠」でしかありません。
人物紹介にもある通り、今後大きな事件に巻き込まれていくのでした。不憫キャラとして、今後も彼の奮闘に注目です。