
【べらぼう 解説】屁で復活の春町!そして誰袖「危険な間者ごっこ」の行方は?6月8日放送の振り返り:5ページ目
それっていいの?抜荷をそそのかそうと企む誰袖
蔦重(横浜流星)が手掛けた狂歌の指南書などが売れ、耕書堂は大注目の本屋に。一方、誰袖(福原遥)は、直接オロシャと取り引きするよう廣年(ひょうろく)を口説くが…。
※NHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」公式サイトより。
抜荷の証拠がなければ、抜荷をさせればいいじゃない……田沼意知に身請けされたい一心?で、誰袖がとんでもないことを言い出しました。
確かに抜荷を理由に蝦夷地を上知(領地召し上げ)したいのだから、罪状などでっち上げればよいではないか……理屈としては、分からないでもありません。
が、相手に濡れ衣を着せて陥れるのは、あまりにもリスクが大きすぎます。誰袖はいつからそんな子になってしまったのでしょうか。
※そう言えば、以前から遺言書を偽造?するような子でしたね。蔦重も相手にしなくて正解です。
そもそも蝦夷地を上知するだけが幕府の再建策ではないはず。こんなロクでもない話に乗らなければいいのですが、松前廣年が誰袖の毒牙にかからないか、実に心配でなりません。
第23回放送「我こそは江戸一利者なり」
蔦重「蔦屋は江戸一の利者(ききもの)」
?「近ごろ、いい気になってやしねぇか?」
てい「日本橋のためとは?」
須原屋市兵衛「日本橋に出る気はねぇか?」
蔦重「日本橋に店を出させてくだせぇ」
※NHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」第23回放送予告
雨降って地固まるとはよく言ったもので、チーム蔦重は作家・絵師・職人・文化人を巻き込んでいよいよ絶好調。次回はとうとう日本橋への進出がテーマになるようです。
しかし順調な時ほど要注意。思わぬトラブルが物語を盛り上げてくれることでしょう。
そして後に蔦重の妻となるてい(橋本愛)が初登場。トレードマークの野暮メガネが鋭い光を放ちます。
吉原遊郭から江戸市中の日本橋へ雄飛していく蔦重の姿を、これからも追い駆け続けていきましょう!